香の雫
個人評価 | ★★★☆☆ |
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入手し易さ | ★★★☆☆ |
初心者向け度 | ★★★★☆ |
価格帯 | ¥950 (mlあたり¥3.2) |
ボタニカル | レモンピール、クロモジ、ジュニパーベリー、コリアンダー、リコリス、アンジェリカ、ショウガ、シナモン、カショウ、カルダモン、キャラウェイ |
Floral | ★★★★☆ |
Fruity | ★★★☆☆ |
Spicy | ★★☆☆☆ |
Herb | ★★★★☆ |
Bitter | ★☆☆☆☆ |
Sweet | ★★★☆☆ |
(ヘッダー画像出典:森の香りのクラフトジン | 養命酒製造株式会社)
あの養命酒を作っているメーカーの作ったジンです。
関ヶ原の戦いが終わった直後の1602年から、薬用養命酒を作ったことが同社の起源だそうです。ジンも、元々薬用酒として1660年にオランダで開発されたものが起源だそうなので、相性の良い組み合わせかもしれませんね。
同社が製造・販売しているジンには
- 香の雫
- 香の森
- 2種のグレープフルーツとハーブのクラフトジンカクテル
- ジンジャーとハーブのクラフトジンカクテル
の4種類があります。なお「香の雫」と書いて「かのしずく」と読むようです。「香の雫」には11種類、上位版の「香の森」(かのもり)では18種類のボタニカルを使用しています。
「香の雫」と「香の森」を飲み比べてみました。雫のほうがレモンが強いので、カクテルのベースには、「雫」のほうが向いていると思います。またカクテル版も2種類用意していますので、飲み方が良く分からない初心者にもオススメしやすい商品です。
公式ホームページを眺めていると、銀座のバー監修で
- ジンリッキー
- 森のミルクセーキ
- アプルスのラムネ
- ザクロの雫サワー
などなどの飲み方の提案をしてくれているのも嬉しいですね。どれもなかなか美味しそう笑
まだまだ日本国内ではジン単体だと馴染みのない人も多いので、初心者向けに飲み方も含めて提案しているところは中々商売上手ですね。
ここでは「香の雫」について紹介いたします。
和魂洋才の薬用酒
まず特徴的なボタニカルとして「クロモジ」が入っています。と言われてもピンとこないひとのほうが多いと思いますが、クスノキの仲間の広葉樹だそうです。
香の雫にも多く入っているためか、口に含むと一気に森の香りが口の中いっぱいに広がります。それと同時に、どことなく優しく、甘い感じがするんですよね。樹液の甘み、っていったらいいかな。砂糖の甘さと比べると、まさに「香り」による甘さといったイメージ。
このクロモジは、養命酒にも多く使われており、古くから日本人に薬として親しまれてきました。最近ではインフルエンザの予防に効果があるという論文が発表されるなど、その効能にも期待が集まっています。
非常に優しいジンですので、人によっては物足りなく感じるかもしれません。
よし、今日は飲むぞ!という日よりも、ゆっくり体を休めたい。そんな日にキンキンに冷やしてストレートでちびちびやるのにオススメの一本です。
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