仙醸クラフトジン桜蔵(SAKURA)
個人評価 | ★★★☆☆ |
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入手し易さ | ★☆☆☆☆ |
初心者向け度 | ★★☆☆☆ |
価格帯 | ¥3300 (mlあたり¥6.6) |
ボタニカル | ジュニパーベリー、タカトウコヒガンザクラ、他 |
Floral | ★★☆☆☆ |
Fruity | ★★☆☆☆ |
Spicy | ★☆☆☆☆ |
Herb | ★☆☆☆☆ |
Bitter | ★★☆☆☆ |
Sweet | ★★★★☆ |
クラフトジンを飲み比べていると、ときたま「なんじゃこりゃ」という商品に行き当たることがあります。
というのも、地方で細々と焼酎や地酒を作っていた酒蔵が、生産設備を生かして「いっちょやっちゃるで」と作ったものが溢れていて、ボタニカルの説明などもまともなことが無いケースも多々あります。
今回、ご紹介する桜蔵はその最たるケースでしょう。
製造元が長野県伊那にある慶応2年創業の「株式会社仙醸」であることは間違いなさそうなのですが、細かな情報どころか公式サイトには何の情報もありません涙
ネットで検索してみても、
- ソムリエの高野豊氏が監修
- イオンでしか販売していない
- ボタニカルにタカトウコヒガンザクラが使われている
くらいの情報しか有りません。地雷の香りもプンプンしますが、ボトルがめちゃくちゃ可愛いかったので、ものは試しとトライしてみました。
米の香りが際立つ新しいタイプの焼酎ジン
普段はボトルデザインなんてたいして気にしないたちですが、これは中々イケてます。ラベルの絵は、シンガポールのフィンガーペインティングアーティストのアデリーン・ヨー・松﨑さんという方のものだとか。全部指で描いているんですって。
ボトルもガラスキャップで中々のこだわりようです。ここまでパッケージデザインに力を入れるのに、なぜ商品紹介のページすら作らないのでしょうか。不思議でなりません。と脱線はさておき、問題は味の方です。
一口含んですぐに分かる。猛烈に米を感じます笑
メーカーの仙醸酒造さんは、清酒に甘酒どぶろくと、米を使ったお酒がメインの酒蔵のようで、この桜蔵のベースもおそらくライススピリッツでしょう。そういう意味では、焼酎ジンのカテゴリに入れてよいと思います。
ただしっかり桜のフレーバーもついていますし、すっごく米の甘さが強いのですが、これは十分に「ジン」を名乗っても良いんじゃないでしょうか。むしろ新しいカテゴリのジンとして、全く通用すると思います。
ちょっと小洒落たレストランで、出してみても良いでしょうし、今後の発展が凄く楽しみな商品なので、是非マーケティングのほうにも力を入れていって欲しい次第です。
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