油津吟 ゆずぎん (YUZUGIN)
個人評価 | ★★☆☆☆ |
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入手し易さ | ★★☆☆☆ |
初心者向け度 | ★☆☆☆☆ |
価格帯 | ¥5,149 (mlあたり¥6.87) |
ボタニカル | ジュニパーベリー・柚子・山椒・生姜・きゅうり・ヘベス・日向夏・コリアンダーシード・グローブ |
Floral | ★★☆☆☆ |
Fruity | ★★★☆☆ |
Spicy | ★★☆☆☆ |
Herb | ★★☆☆☆ |
Bitter | ★★☆☆☆ |
Sweet | ★★★☆☆ |
いまやクラフトジンブームの時代ですから、さまざまな酒造メーカーがジンづくりにトライしています。
柚津吟を作るのは、天保5年創業、宮崎県日南の京屋酒造です。
九州ということもあり、同社は芋焼酎をメインに作っています。ただホームページを見ていると、パッケージをいろいろと工夫したり、新しいものを取り入れようとしたりしているみたいですね。
この柚津吟も焼酎のノウハウを活かしての殴り込みという形になります。
焼酎しか知らない私たちが一生懸命ジンを研究したら、手前味噌で恐縮ですが、弊社の焼酎製造技術の素晴らしさに、今更ながらですが、気づかせられた次第です。
日本独自の並行複発酵という伝統的醸造技術と100℃から低温での蒸留という斬新な蒸留技術で、世界でも最大級の蒸留酒市場であるGINに挑戦し、本格焼酎製造の技の素晴らしさを世界に知って欲しいという強い思いが湧いてきました。
国際市場で賞賛を浴びる個性ある世界各地のジンと共に、スーパープレミアムジンの市場を更に活性化出来れば本望です。
和と洋の新たなハーモニーで、九州の南端・日南市 油津から世界を目指したい。
よくできた焼酎ジン
ジンは、蒸留酒とボタニカルがあればできるので、案外既存の酒造メーカーでもチャレンジしやすいお酒です。
そういうわけで、いろんな焼酎メーカーが焼酎ベースのジンを出しているのですが、その多くが「ジンって名前にしとけば売れるだろう」くらいにしか考えて無いんじゃないか?と思うほどの低クオリティです。
この柚子吟に関しては、芋焼酎の香りを抑えながらも、上手にジュニパーベリーや柚子の香りを組み合わせられていて、焼酎ジンの中ではかなり頑張っているほうだと思います。
ただどこまでいっても焼酎臭さは抜けないので、人を選ぶ一本だと思います。
焼酎ジンは賛否両論ある商品だと思いますが、チャレンジしてみたいひとにとっては、ハードルが低くて良い商品かもしれませんね。
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