ROKU GIN <六ジン(ロクジン)>
個人評価 | ★★★☆☆ |
---|---|
入手し易さ |
★★★★☆ |
初心者向け度 | ★★★★★ |
価格帯 | ¥4,219 (mlあたり¥6.02) |
ボタニカル | 桜花、桜葉、煎茶、玉露、柚子、山椒、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジ、レモンピール |
Floral | ★★★☆☆ |
Fruity | ★★★☆☆ |
Spicy | ★★☆☆☆ |
Herb | ★★★☆☆ |
Bitter | ★★☆☆☆ |
Sweet | ★★★☆☆ |
(ヘッダー画像出典:ジャパニーズクラフトジン ROKU GIN<六ジン(ロクジン)> サントリー)
海外出張から「帰ってきたなあ」と思うのが、羽田空港でこの六ジンの広告を見たときですね。
サントリーという大企業が手掛けたジンだけに、耳にしたことのある方も多いでしょう。「クラフトジン」というカテゴリには外れるかもしれませんが、お目溢しください(笑)。
サントリーといえば、ウイスキーが有名ですよね。なにせ「日本人の手で、世界で評価される洋酒を作りたい!」という想いで作られた会社です。実は1936年(!!)には”HERMES GIN” というジンも発売していたりもします。
この六ジンは、そこから100年近い歴史が詰め込まれジンになります。
まずは使われているボタニカルから見ていきましょう。
日本を代表するプレミアムジンを目指すとのことで、「桜花、桜葉、煎茶、玉露、柚子、山椒」を使用し、日本の季節を代表する六種類のボタニカルが使用されています。勿論、ジェニバーベリーなどの伝統的なボタニカルも使用されています。
そして六角形のきれいなボトルが目を引きますねー。このまま飾っておきたいくらいですね笑
theジャパニーズ・ジン
肝心のお味ですが、よく言えば優等生的、悪く言えば個性の弱いジンですね。
確かにボタニカルに使っている桜の香りはしなくもない。あと煎茶の仄かな苦味と、山椒の刺激もしなくもない。でもそれを強く押し出して主張するようなタイプのジンじゃなく、言われて初めて気がつく程度ですね。
例えば近いテーマの季の美であれば、もうガンガン個性を主張してくるんですけど、六は、テーマを感じられるものの「どうしてもコレじゃなきゃ!」とまで思えるレベルではない。
それぞれの個性はバランス良く調和は取れています。でも”パンチ”みたいなものは感じられないんですよね。だから全体的に「薄い」感じがしてしまう。
普段ジンを飲みなれないひとが、初めてロックやストレートに挑戦するには良いかもしれませんが、ROKU GINを使ったカクテルが飲みたい!って感じにはならないかも。ゴードンでいいじゃん、みたいな笑。
自分から主張してくれないのでなかなか良さに気づけ無い。ずーっと飲んでいると発見も多いのですが、そこに至るまではボトル一本じゃ足らないかもですね笑
まあそんなところも含めて、実に日本人らしいtheジャパニーズ・ジンといえるのかもしれませんね。値段が半分なら普段飲み用にするんだけどなー。
と思っていたら、SUIなる新ブランドを立ち上げてきました。こちらはこちらで、更にパンチの弱いジンですが、飲み比べてみるのも面白いでしょう。
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